さらさら録

日々のさらさらの記録

題詠短歌2015のこと

言葉と戯れるのは、苦しくって楽しい。

年末に大掃除をしたときに出てきた、高校時代小さなノートに書き留めていた短歌にはっとさせられて*1、そうだ短歌…と思っていた矢先に卯野抹茶さんのブログで題詠マラソンを知りました。


題詠短歌「分別なんかつかなくていい」001-010 - nerumae


Entries in 題詠短歌「なんだか胸がくるしいんです」 category - nerumae

そして、卯野さんとぜろすけさんという、素敵な言葉を綴られるお二人がエントリーされていたので、わたしも触発されてエントリーしました。お二人には到底及ばないのですが、手本になる人がいるって有り難く心強いことです。


題詠短歌企画『仮置き倉庫に閉じ込められた』 001-010 - 無要の葉


題詠blog2015はお題ごとにトラックバックしていく形式のため、それをこのブログで詠んでしまうと大変なことになる…!ということで題詠マラソン用にブログを取り急ぎ作りました。
さらさらうたというブログに詠んでいきます。
歌なのでね、平仮名の名前で苗字もないとなると収まりが悪いので漢字になってます。梛野という苗字は愛知県ではごくたまに遭遇する苗字だったりします。
このブログはPC版さらさら録サイドバーのリンクにもあるので、お付き合いくださいませ。…というか完走できるよう見張ってくださいませ。




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ということで大学時代の教科書を引っ張りだしてきました。表紙がぼろぼろなのはお察しください。
万葉集には三十一文字以上の歌もたくさんあるけど、技巧的な古今や新古今より素朴で力強く血の温かさを感じられる万葉が一番好き。

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中はこんな感じ。印刷がとてもクラシカルで見てて楽しい。
この高市皇子の「山吹の立ちよそひたる山清水汲みに行かめど道の知らなく」という歌が好きなんです。山吹色の「黄」と山清水の「泉」で黄泉の国を指す、十市皇女への挽歌。
好きになったのは保育園から小学校の頃通っていた小児科で出会った天上の虹の影響が大きいです*2。しかし昔は十市を愛に殉じた人だと思っていたけど、今読み返すと十市って「仕事と私、どっちが大事」タイプの人間だな…高市器でかいわ。あと今22巻まで出てるのか…ガラスの仮面以上に進度遅くないか…。


と脱線しましたが、三十一文字の言葉と戯れながら100首詠んでいきます。

*1:読んでられないような青臭いものもあるんだけど

*2:しかし1巻第1章で中大兄皇子蘇我入鹿を刺殺し妹の間人皇女と近親相姦セックスに耽り義父を自害に追い込み半狂乱になった妻の遠智をレイプして精神破壊する漫画が小児科に置いてあって大丈夫だったのか

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