さらさら録

日々のさらさらの記録

結婚式をしたくない理由と、理想(妄想)の結婚式

トピック「結婚式」について、盛り上がっているのでいくつかのブログを読んでみて「あー、これなら結婚式やりたいな」と思えたエントリはこちらだった。
結婚式をするかしないか問題について語ってみる - 今日の良かったこと

あー、フォトウェディングと人前式ならいいかもしんない。

ということで、以下結婚式をしたくない理由と理想の結婚式について語る。

結婚式をしたくない理由

ハレの場が似合わない

過去、結婚式に参列したことはある。
友達はとてもきれいだったし、感動して泣いちゃったりして、一時的に「結婚式だけ挙げたい!」って言い出す程度には良かったなぁ、と思う。
しかし、式のときに花嫁花婿と撮った写真を見て現実に戻るのである。

紺色のドレスとグレージュのボレロと結ってもらった髪のおかげで多少ごまかせれているけど、結婚式の雰囲気にすっかり気圧されているのである。
つまり、似合わない。
大学の卒業式も、試着の時はどんぴしゃだった着物と袴が当日の空気に負けて悲惨な写真になっている。
ピンの写真どころか、学科の集合写真すらしまい込んである。

ウェディングドレスや白無垢を着て、どどーんとスポットライトの真ん中にいる自分を想像しただけで、「これはまったく面白くない喜劇か何かか?」と思う。
どんなハレの場でも闇とか影とかのおどろおどろしいものをそこはかとなく滲ませてるような人間が、そこには幸せしかないと言えるようら結婚式のど真ん中にいられるのか。

精神的に負けそう。

親戚が離散している

よく、結婚式をしてよかった理由として「なかなか集まれない親戚が一堂に会することができたから」というものがある。
が、しかし。
わたしの親戚は祖父の葬儀にすら全員が集まらない程度には離散している。
親戚が集まってどうのこうのする習慣もなく、年に1回も電話の一つもせず、従姉妹が結婚したかどうかも知らず、親自身から「親戚は叔母(母の妹)だけだと思え」と言われているような家なので、式に呼ぶ親戚がいない。
友人もそんなにいないけど、それ以上に親戚がいない。

僕は親戚が少ない。

自分の体形と肌質

ウェディングドレスも白無垢ももちろん白である。That's 膨張色。
デブスがこれを着たらどうなるのか。恐ろしい恐ろしい。
腕や肩やデコルテを出すデザインが多いけど、そのあたりにはケロイドや昔の怪我の後や慢性皮膚炎の色素沈着などがあってとても見せられる代物ではない。
白無垢なんか着たらお相撲さん待ったなしである。どすこい。

結婚式に割ける精神力がない

ウェディングフェアで式場を何軒も見学して、式場を決めて、何度も式場に通って打ち合わせして、誰を呼ぶか席次をどうするか決めて出欠取りまとめて、結婚式のオプションの値段にたまげて、ウェディングボードなるものやペーパーアイテムなるものを作って、ドレスを選んで、引出物を決めて、
あと何があるかわからないけど、これをやり遂げる余裕はどこにもない。
そして、ここまでの労力とお金を割くほど、結婚式(というか披露宴)に価値を見出せない。




アンチゼクシィ。グッバイゼクシィ。


こういう結婚式ならやりたい

フォトウェディング

Photoshopはデブスの味方。

会費制の食事会

参列するにもご祝儀の支度がいるし、そうした苦労はかけたくないので。
おいしくてこぢんまりした料理屋さんを予約して、ほんの少しドレスアップした家族と親しい友達を呼んで、食事会を始めるときに人前式として結婚の誓いをしたい。
本当に気の置けない人たちに立ち会って見届けてもらって、楽しくお喋りしながらおいしい食事を食べて、結婚式らしくないかもしれないけど、下手に緊張したりすることもなくにこにこと笑って過ごしたい。
思い出話を聞いて「そんなことあったの!?w」って笑ったり、口の隅についたソースを拭ってもらったり、そういう限りなく日常に近いけどちょっとだけ違う式にしたい。

「小さな結婚式」みたいなこぢんまりとした人前式プランも悪くないな。

なんでこういうことを書いたのかというと

「結婚式いいよ~」と言われたり、そういうエントリを見るたびに、天の邪鬼なわたしは「絶対やるもんか!」という思いをますます頑ななものにするのである。
だって、盛大な結婚式を挙げるくらいなら、その後に連なる長い結婚生活のほうを考えたい。
結婚式は一度かもしれないけど、一瞬のことだから、その先を見ていたい。
食事会兼人前式は、ご挨拶とご報告を兼ねた区切りとして。
ゼクシィ的な結婚式と披露宴は、わたしにはいらないんです。



そもそも予定は未定ですけどね☆

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