題詠短歌シリーズ『ゆうべの熱は銀紙の中』 001-010
トピック「短歌とて、はてなブログで詠む歌に……」 - はてなブログ
おおお、こんなトピックが立っている…!
さあみんな短歌詠もうよ短歌。
他の方もやられているように、練習というか慣らし運転に過去のお題で詠んでみます。
お題は題詠blog2011から拝借しています。
001:初
最後など見たくないなら最初からなかったことにすればよかった
002:幸
幸福を約束されたあの顔を歪めてやりたい 土足のままで
003:細
細々と弾けたビーズを目印にテグスで辿れどいまだ戻れず
004:まさか
体育の三点倒立まさかさま あんなところに抜け道がある
005:姿
「資格不問」「経験不問」「容姿不問」だいたい本当は気にしてますが
006:困
レストラン 女が困惑する先で所在なさげに揺れるすずらん
007:耕
耕して埋めて芽が出て怖くって責任投げて逃げ出しました
008:下手
サンキューと手を振り下手へ捌けた時ロックスターの演技が終わる
009:寒
消息が途絶えて7年経ってから寒中見舞いで届いた報せ
010:駆
駆けっこは苦手なんです スタートで転んだままで生きてるんです