読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

さらさら録

日々のさらさらの記録

とある自活できてない非正規社員のこれまで

はてブに追記したいこと 自分のこと 思ったこと 仕事のこと 心身のこと

非正規社員57%「自活できず」 40歳未満、家族が頼り - 47NEWS(よんななニュース)
正社員経験あるけど、心身を壊してフルタイムで働けなくなってから親と同居して契約社員してる。先のことを考えると死にたくなる夜もある

このブコメに関して詳しく書こうと思った。んだけど、端折りながら書いてたつもりでもとても長くなってしまったので、ざっと出来事を羅列して書いていく。
ひとつひとつについては、また改めて書くかもしれない。あまりにつらくて思い出せないことも多々あるけど。


*****


高校時代、学びたい学問があり、大学にて養成している専門職に就きたいと思ったため、大学進学を希望した。
高校3年の春に父がリストラに遭うも、教師から奨学金のことを知らされ、諦めるのはもったいないからと説得され志望する国公立大学単願に絞り独学で合格する。

希望していた専門職の資格単位は取得できたけど、日本では専門性を重んじられる職ではなく、派遣ばかりで就職口がない現実に打ちのめされ、その職を諦める。
中小企業で卒業前の3月から働き始めるもパワハラに遭い、同級生が入社式に向かう4月1日に勧告に従い退職願を出す。
退職願を出すように迫った社長は、その席でわたしに「あなたは社会の損害なんです」「どこに行ってもあなたなんか必要とされない」と言った。

PTSDに苦しめられ、実家で療養する。睡眠薬で眠りながら「申し訳ありません、役立たずですみません」と泣いて謝ったり、自殺企図もしていたらしい。
少し落ち着いた頃にアルバイトをするも、パニック障害が悪化し退職。
少しして別のアルバイトをするも、突発性難聴を発症し退職。
身体に負担のかからない事務職に就こうとハローワークで仕事を探すも、履歴書を送れど送れどお祈りされる日々。
パートタイマーにも門戸を広げて探し、50通ほど履歴書を送った頃とある会社に採用される。

メーカの子会社の営業所でフルタイムのパートとして働く。
事務はわたしだけだったので、営業事務という名目だったが独学しながら総務も経理もすべてひとりでこなしていた。
目先の実務をこなすことで精一杯の日々だった。
業務負担が大きく増えた際に正社員となり、残業や休日出勤をしながら計4年以上働く。
親会社の経営統合の関係で会社が解散することになり、グループ会社を紹介される。

まったく業務内容の違うグループ会社でパワハラといじめに遭い、勤務半年後から休みがち遅刻しがちになる。
勤務1年を過ぎた頃、休む回数は減ったが2種類のホルモンの分泌異常が見つかり、バイタルサイン異常値と生殖機能への障害に悩まされる。
それと前後して一時は上向きに思われた精神状態が悪化し、正式に休職する。休職期間中にホルモン分泌異常に伴う卵巣嚢腫で手術を受ける。
手術を受けたこともあり3ヶ月の休職期限までに復職できず、退職する。
正社員だった頃の手取りは16万弱。一人暮らししていたけど、自活できなくなり親に頭を下げて実家に戻る。

退職後、失業保険を受けながら職業訓練校を受験するも落ちる。
他の職業訓練を考えるも、ハローワークと言った言わないの問題で揉める。
精神科の主治医の勧めもあり、有期限で短時間の仕事を探し、今の会社で契約社員となる。
1日6時間で週に5日の勤務で時給制。職場の人にも仕事にも恵まれ、契約を更新してそのまま働いている。
給与は手取り10万前後。奨学金を返済し、あちこち悪くした身体の医療費を支払うと、ほぼ自活はできない。趣味の大半も諦めている状態。
身体のあちこちがちょっとずつ悪いので、公的扶助を受けることもできない。

精神的にはいくらか落ち着いてきたものの、今も過去のフラッシュバックに悩まされ、身体の病気も治ることはなくずっと服薬しなければならない。
「まだまだ働ける!」と思いながら帰る日もあれば、ぐったり疲れ切っている日もある。身体の疼痛と立ちくらみなどに悩まされながら、休まず遅刻や早退もせず働いている。
主治医からは、「休まず働くことが大事。働くことで受けた傷は、働くことで癒える面がある。ただ、あなたは元々身体が丈夫ではないし、心身ともに受けたダメージが深いから、これ以上働くことは難しい」と言われている。

先のことを考えるより、明日も元気に仕事に行くことが、今のわたしには何より大切。


*****



わたしの今までの選択がすべて間違っていたと言われたら、それはその通りだ。
自業自得だとか甘えだとか言う人ももちろんいると思う。
だけど、いつの間にか、努力でどうにかなる範囲をとっくに超えた人生になっていた。


果たして、人生における選択をまったく間違わない人なんているだろうか?
そして、選択を間違ってしまった人が、別の正しい選択をできる世の中だろうか?
病気で一旦リタイアせざるを得なかった人が、その後無理のない範囲で働きながら自活していける世の中だろうか?


なぜ自分のこれまでを書いたのかというと、選択の誤りとやり直しについて伝えたかったから。
誰だって選択を誤ることはある。病気をすることもある。思わぬことで正社員ルートから落ちてしまうことはある。
糊口をしのぐのに精一杯で、スキルなんて積んでいられない人がいる。
将来への不安で眠れない夜を過ごす人もいる。
お金も自分への自信もなくて、結婚はおろか恋愛なんて考えられない人もいる。

こういう人たちを、自己責任と切り捨ててしまうのはどうなんだろうね。


わたし個人の例が、誰かに何かを考えさせるきっかけになればいいな。
痛みを感じながら、そう強く願いつつ書いたエントリです。

(c)2015 nagisarasa All Rights Reserved.