パサつきとひんやりと
髪の毛先がパサつくようになった。台風のあと一気に空気が変わってあのまとわりつく湿気がなりを潜めてからである。ドライヤーでの乾かしすぎやトリートメントのつけ忘れに気をつけないといけないなぁ、と思いつつ秋が来たと実感する。
毎朝、水洗顔をしてハードコンタクトをはめるときの水がひんやりと冷たくなった。ついこの前までは生ぬるい水が流れてきていたのに。冷たくなった水で目を覚ましながら、秋が来たと実感する。
そう、秋が来たのだ。大好きな季節の秋が。わたしは秋から冬をとても愛している。夏が苦手な反動もあるけども。
今月は伊勢神宮で毎月1日のみに売られる朔日餅をいただいた。10月の栗餅は絶品。他の人からいただいた栗は栗ご飯にして堪能した。いわゆる「いもくりなんきん」、美味しいよねぇ。秋になると恋しくなる。
片方引きこもる
環境が変わってなかなか適応できない中、「土日のうち片方は出かけて片方は引きこもる」という話を聞いた。引きこもる日はどれだけ寝てもいいし、どれだけだらけてもいいし、録画を観たり漫画を読んだりとにかく好きなように過ごしていい。それに罪悪感を持つことはない。ということだった。
これがすごく気持ちよくて、自分ひとりの時間を持つのって自分のためなんだな、と思えた。好きなように寝て、マニキュア塗りながら録画してたアニメを観て、また寝て、漫画読んで、ぬいぐるみを抱っこして、引きこもってとことん自分を甘やかす。この引きこもりセラピーは自分に合ってるみたいだ。
こうして、少しずつ自分にとって心地よいことを見つけていく作業は意外と楽しい。アクティブに休日を過ごす人もいるけど、こうして引きこもるのもまた休日の過ごし方。だって、休む日と書いて休日なんだから。
土日のうち片方は引きこもり。しばらくはこんな感じでやっていこうと思う。
はてな題詠『短歌の目』第11回・9月 秋の深さを測っているのだ
祝・再開!ということで参加します。
題詠5首
1.星
星形のアザが背中にあることを自分以外は知らなくていい
2. 吹
駆け上がる やわらかに吹く風蹴ってどこまでも行けひとりきりでも
3. はちみつ(蜂蜜、ハチミツも可)
さりさりと結晶化したはちみつを口に含めばとろける やさしい
4. 川
流れない川に投げた石たちは静かに沈んでいくだけなのか
5. 秋刀魚
スーパーで秋刀魚の値段を見ることで秋の深さを測っているのだ
テーマ詠「秋」5首
早々と夜が降りてくる季節今日は何して遊びましょうか
「秋という季節はセンチメンタルだ」そう教わった中学の頃
夕方に金木犀が香るとき誰を想えばいいのでしょうか
仲秋という名のインクを吸い上げて万年筆にも季節が満ちる*1
さよならの声もここへ置いていく また迎えに来るから、秋に
気に入った歌があれば引用スターいただけるとうれしいです☆
ではまたお会いしましょう。