はてな題詠『短歌の目』第11回・9月 秋の深さを測っているのだ
祝・再開!ということで参加します。
題詠5首
1.星
星形のアザが背中にあることを自分以外は知らなくていい
2. 吹
駆け上がる やわらかに吹く風蹴ってどこまでも行けひとりきりでも
3. はちみつ(蜂蜜、ハチミツも可)
さりさりと結晶化したはちみつを口に含めばとろける やさしい
4. 川
流れない川に投げた石たちは静かに沈んでいくだけなのか
5. 秋刀魚
スーパーで秋刀魚の値段を見ることで秋の深さを測っているのだ
テーマ詠「秋」5首
早々と夜が降りてくる季節今日は何して遊びましょうか
「秋という季節はセンチメンタルだ」そう教わった中学の頃
夕方に金木犀が香るとき誰を想えばいいのでしょうか
仲秋という名のインクを吸い上げて万年筆にも季節が満ちる*1
さよならの声もここへ置いていく また迎えに来るから、秋に
気に入った歌があれば引用スターいただけるとうれしいです☆
ではまたお会いしましょう。