さらさら録

日々のさらさらの記録

はてな題詠『短歌の目』第11回・9月 秋の深さを測っているのだ

祝・再開!ということで参加します。

tankanome.hateblo.jp

題詠5首

1.星

星形のアザが背中にあることを自分以外は知らなくていい

2. 吹

駆け上がる やわらかに吹く風蹴ってどこまでも行けひとりきりでも

3. はちみつ(蜂蜜、ハチミツも可)

さりさりと結晶化したはちみつを口に含めばとろける やさしい

4. 川

流れない川に投げた石たちは静かに沈んでいくだけなのか

5. 秋刀魚

スーパーで秋刀魚の値段を見ることで秋の深さを測っているのだ

テーマ詠「秋」5首

早々と夜が降りてくる季節今日は何して遊びましょうか

「秋という季節はセンチメンタルだ」そう教わった中学の頃

夕方に金木犀が香るとき誰を想えばいいのでしょうか

仲秋という名のインクを吸い上げて万年筆にも季節が満ちる*1

さよならの声もここへ置いていく また迎えに来るから、秋に



https://www.instagram.com/p/QotAPVmDth/


気に入った歌があれば引用スターいただけるとうれしいです☆

ではまたお会いしましょう。

(c)2015 nagisarasa All Rights Reserved.