手作りカメララップと作り方
ひょんなことから念願のデジタル一眼レフオーナーとなりました。
いそいそとストラップやらバッテリやらをポチっていたのだけど、行き当たったのがカメラバッグの問題。
カメラバッグ・カメラケース・インナーボックスなどなど一通り検討して、自分の生活や荷物を考えるとカメララップが一番よさそうだと考えていろんなショップを見てみたのですが。
- 出版社/メーカー: ハクバ
- 発売日: 2011/08/31
- メディア: Camera
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【アマゾンオリジナル】 ETSUMI&Coleman デジタルカメラケース Colemanネオプレーンラップクロス ストライプ ETM-9911
- 出版社/メーカー: エツミ
- 発売日: 2013/07/19
- メディア: Camera
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ならば作ればいいじゃない、ということでいそいそと作ったのでした。
やっぱり、お気に入りの大切なカメラはお気に入りのもので持ち運びたいですもんね。
頚椎椎間板ヘルニアによる利き手のしびれで時間が少しかかってしまったけど、元気な人なら週末に作れるんじゃないかな。
手作りカメララップ 材料
- 表布 50cm×50cm
- 裏布 50cm×50cm
- キルト用中綿 50cm×50cm
- バイアステープ 200cm+6cm
- ゴム 適宜
- 接着芯(お好みで) 50cm×50cm
おまけ
- コットンリネンレース 長さ15cm
- ボタン 2個
手縫いで作る人は厚手用針と指貫必須です。ないとかなりつらい。
表布は伸縮性のない綿がいいかな。今回は綿80%麻20%でさらりとした肌触り。
裏布はちょっとふかっとした布がおすすめ。フリースなんかでも良さそう。今回はダイソーの起毛端切れを使用。
100円ショップで揃う材料ばかりなのが有り難い。サンキュー100円ショップ。
50cm×50cmで書いたけど、ミラーレス一眼なら40cm×40cm、望遠レンズをつけないなら45cm×45cmくらいかな。
新聞紙なんかでざっくり正方形を作って包んでみるのがいいかも。
手作りカメララップ 作り方
1.(お好みで)カットした表布に接着芯を貼る
わたしは丈夫にしたかったので貼ったけど、表布がしっかりした布ならいらないかも。伸縮しなくなるので縫いやすいというメリットもあります。
久しぶりに貼ったので、こちらのリンクを参考に貼りました。
接着芯の貼り方 - Navy plus ソーイング日記
脚のないアイロン台がなかったので、脚を倒したままでぎゅうぎゅう……。地味に時間がかかる作業なので気長にどうぞ。
時々持ち上げてかざして、貼り漏れがないようにします。
貼り終わったら冷ましてくっつくのを待ちます。
2.表布・中綿・裏布を合わせてしつける
この3枚を重ねて、
ざくざく四辺をしつけます。やっておかないと途中ばらけて鬱陶しくなります。
3.バイアステープをつけながら四辺を縫う
いきなりくるみながら縫うと布が抜けていくので、テープを開いて表側に並縫いで縫い付けてからくるんでもう一度縫います。
バイアステープの使い方 [裁縫] All About
わたしはまつり縫いではなく半返し縫いで縫いました。表はステッチっぽく、裏はミシン目っぽく仕上げてあります。くるんで縫うときは、ちゃんと布が抜けてないか確認します。ここで厚手用針と指貫が大活躍。
厚手縫いに信頼のあるミシンをお持ちの方はミシンでがーっと縫ってしまえばいいと思います。
不幸にも家のミシンはいまいち信頼がおけないので総手縫いです。
4.ゴム取り付け用ループをつける
四辺をバイアステープで縫うとき、ひとつの角に+6cm分のバイアステープを二つ折りにして縫い付けてからバイアステープをかけます。
本当ならループをつけてゴムを通せば完成!なのですが、写真の通りループ部分の縫い目が非常に汚い。ので、おまけをつけました。
5.おまけのレース飾りをつける
この飾りは覚えておくととっても便利です。わたしは母上様から受け継ぎました。サテンリボンで作るとまた雰囲気が違ってかわいいのです。
下をざくざくと並縫いしてから、
元に戻って3目ほど並縫いして、
きゅっと引き絞って形を整えます。引き絞った部分に十字に針を通して固定して玉結びして完成です。
中心にお好みのボタンを置いて縫い付ければ完成。飾り部分のひらひらが気になるなら手芸用ボンドで留めても。
今回は家のボタンストック箱からレトロ風味のボタンを探してきてつけました。
6.ゴムを通す
ループ部分にゴムを通します。
実際にカメラを包みながら長さを調節します。
これにて完成です。おつかれさまでしたー!
カメラの包み方
ループと反対側の隅にこう置いて、
ディスプレイから上面を覆うようにかぶせます。
ぱたぱたと左右を折りたたんで、
くるっとカメラを反対側へ倒して、
蓋を閉じるようにゴムで留めて完成!
慣れたら首から提げたまま歩きながらでも包めます。
カメララップは折ってくるくるっと丸めてゴムで留めればコンパクトに持ち運べるし、レンズ交換のときに下に敷いたり、外で休憩する時に畳んでカメラの座布団にもできます。
完全に衝撃を予防するものではないけど、中綿入れてあったり接着芯貼ってあったり厚手の裏布を使ったりしているので、それなりの耐久性はあります。
望遠レンズ付きでくるんだところ。70-210mmのレンズだけどばっちり!
ストラップを出してくるめばそのまま提げられます。
カメラケースと違ってメモリーカードや予備バッテリ入れなんかは付けられないけど、その分カメラを選ばないし使い方もフレキシブルなので気に入ってます。型崩れしないから手洗いで洗えるし、ゴムだって変えられるし、小さく畳めるし、ゴムを外せばばっと開いて出せるしでなかなか便利です。