短歌の目 7月 空飛ぶことを放棄している

今月もよろしくお願いいたします！

7月題詠 5首

1. 透

　かき氷食べ進めるほど透き通りもうじきわたしは南極になる

2. ホイップ

　ホイップを添えたシフォンケーキみたい予定調和に抱かれている午後

3. 果

　皮を剥くあなたの指が規定する桃はエロスの果実であると

4. ペンギン

　ペンギンを指さし笑う君もまた空飛ぶことを放棄している

5. 短夜

　短夜を切り裂く花火刹那とはこういうことかと君の目を見る

テーマ詠「あつい」

　広辞苑枕にうたた寝するひとの歴史の厚みを少し知ってる

　クーラーを効かせた部屋で淹れたてのコーヒーを飲むずるさを覚えた

　「暑いね」と言えば「暑い」と返すしかなくて陽炎揺れる道端

早くも夏バテをしている

猛烈なぐるぐるとした立ちくらみ、ぼんやりした頭痛と吐き気に悩まされている。クリニックの待合室で貧血手前で座り込んでしまい空いてる処置室で寝かせてもらうほどである。倒れたところが病院でよかった、いやよくないけど。

そこで体内の水分を排出してバランスを整えるという漢方を処方してもらったんだけど、なんと調剤薬局に在庫がなかった。なので入荷次第郵送してもらうことにした。

しかし入荷するまで体調不良は待ってくれない。相も変わらず体はだるく、汗はうまくかけない。そうだ、と思い立ちスーパー銭湯に行く。温泉と岩盤浴および休憩所のセットにしてたらたら汗を出し適切に水分を摂る。銭湯神ヨッピーが提唱する交互浴もやった。体がすーっと軽くなってびっくりする。気持ちよく汗をかいたら自律神経が目覚めた感じがした。これが溜まった水分を排出するということかもしれない。どうしようもなくだるくなったらまた行こうと思った。

元々体温調節が効きにくいためこうなってしまったのだけど、漢方なんかの力を借りつつどうにか生き延びたい。なぁ。

オールスターゲーム2017第一戦の帰り道から

初めてのオールスターゲーム。

事前に「楽しいよ」と聞いていた通り、めちゃ楽しかった！

ナゴドはとても広くホームランが出にくいのは周知の事実ですが、ホームランダービーでゲレーロも柳田も気持ちよく飛ばしたねー。試合でも秋山筒香西川中田翔が気持ちよく飛ばしたねー。やっぱりホームランは気持ちいい。

隣の家族連れの小さな子どもが「今日は誰を応援すればいいの？」と聞いたところ、母親が「誰を応援してもいいの、お祭りだから」と答えてました。それを見て、なんかいいなぁと思って、普段できない応援をたっぷり楽しんできました。大好きな西武秋山翔吾を応援していたらバルデスおじさんが気持ちよく飛ばされてしまいましたけど。

シーズン中は中日メインで試合のないときは適当にやってる試合を観てるのですが、やってみたかったチャンテをセパ問わず楽しんできました。阪神の『チャンス襲来』とか広島のスーパーフライや『わっしょい』、横浜のチャンテ0なんかは普段打たれる気しかしないのですが、これを味方として歌える喜び。楽しすぎてソフバンの『鷹の道』やハムの『チキバン』やロッテのチャンテ3や西武のチャンテ4もやってたのですが。そして他球団ファン（パ・リーグも）が中日のサウスポーを楽しそうに踊ってて、ああいいなぁってしみじみ思いました。ヤクルトの『夏祭り』もやりたかった。

贔屓球団の垣根なくこうして盛り上がれるのって楽しいです。「みんなやりたかったんだ」って思いました。ドアラ耳つけたカープユニがいて、スターマンを連れた阪神ユニがいて、ヤクルトのリストバンドをつけた中日ユニがいて、そんな風にいろんなユニやタオルが乱れるスタンドが沸く、あのキラキラとカラフルな風景は野球好きなら一度生で体験してみてほしいと思いました。

試合はマテオが「ちょ、マテオ」って感じでしたがなかなか楽しめました。我が中日の選手たちは、バルデスおじさんも又吉も失点しゲレーロはタイムリーを打ち大島もヒットを打ちと、地元開催らしくそこそこ爪痕を残せたかな。菊池の守備はすごかったし、噂のルーキー源田も思わず#源田たまらんと言いたくなるような守備。ヤスアキジャンプからの中田翔のホームランはあまりに見事で、大歓声の中、これがスター性というものなのかと唸りました。

「オールスター、お祭りなんて言わずに真剣勝負しようよ」なんて思ってましたが、オールスターってお祭りでした。敵も味方もなく、とりどりのスタンドがひとつになるお祭り。こんなお祭りがあってもいいじゃない。

というところで最寄り駅が近づいてきたのでおしまい。

朝8時にシート貼りしてポジションを確保したマスコット&チアステージの話も書けたらいいな。