人を撮りたいと思う

それも、ポートレイトではなくてスナップ。自然な、人が生きて動いているところをすっと切り取りたい。風景も人物も等しく、その瞬間そこにあったのだとわかるような。そこに生きていたのだとわかるような。
人が生きていた痕跡だとか、体温だとか、呼吸だとか、そうした目に見えないはずのものが残る写真を撮りたいと思う。
綺麗な写真じゃないかもしれないけど、この世界は綺麗なものがすべてじゃないなんてとっくの昔に知っている。だから、綺麗じゃなくたって構わない。そこにある生を、命を、人を撮りたい。

ただ、肖像権の関係でそれが難しいのがつらいな。

昨日、念願の神宮球場に行ってきた。
この夏はライブや転職活動でしばしば東京に行ってるんだけど、やっと予定が合ったので行くことができた。神宮球場に魅了される人が後を絶たない理由がわかった。とってもいい球場だった。
もっとスタンドの写真も撮っておけばよかったと後悔している。東京音頭を歌っている場合ではなかった。