さらさら録

日々のさらさらの記録

短歌の目 第15回:1月 わたしはいつでも生まれ変わって

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1.編

 教室の隅で揺れてた三つ編みのゴムの色が思い出せない

2. かがみ(鏡、鑑も可)

 口紅を鏡の前で直すときわたしはいつでも生まれ変わって

3. もち

 「雪見だいふくは溶けかけがおいしい」もちを伸ばして喜ぶ人あり

4. 立

 立てかけた看板のように平べったい後頭部さえ見ていたかった

5. 草

 前略 君の街までこの雪が降り積もればまた会えるよ 草々

テーマ詠「初」

 はにかんで笑う君が横にいてそれがむずむず嬉しくって

 まっすぐに落ちてくるような初雪に埋もれずにいる真っ赤なコート

 この方は当初の予定を変更しただいま地上で踊っていおります

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