題詠blog2015まとめ 001-010の歌
さらさらうたに『題詠blog2015』で詠んだ歌を書き付けているのだけど、こちらにもまとめを。
書きつけるといっても詠むのに投稿が追いつかず、実はとうに折り返してるのになかなか投稿できてなくて。
しかも今読み返すと、転職活動を予見するような歌があってぎくりとする。投稿までにタイムラグがある証拠。
あーそうか、転職活動短歌詠んでおけばよかったのか。そんな余裕なかったな☆
ま、そろそろ本題に入りましょう。
001:呼
合宿で点呼を無視した子がひとり 来年こどもが生まれるらしい
002:急
走れない身体だけどできるだけ急いで来たの 歩く早さで
003:要
必要か不要かわからなくなってゴミ袋の中入ってみました
004:栄
「こんなとこ何にもない」と吐き捨てた彼女が踊る 栄の街で*1
005:中心
中心に触れてみたくて焦れたあの夏から遠い窓のない部屋
006:婦
ひとり寝るベッドは広くて心細い 伏せられたままの夫婦茶碗
007:度
旅に出る支度はできてたはずなのにポケットからも溢れる荷物
008:ジャム
真夜中に鍋で崩れるいちじくはジャムになるとは思ってなかった
009:異
混入した異物はたぶんわたしの歯 強くきつく噛み締めたから
010:玉
水玉のスカート揺れる メロディを描くように玉の緒揺れる