2011.03.11の前後1週間を辿って
助けあいジャパン Tweets 3.11
このサイトから、当時使っていたツイッターアカウントのツイートを覗いてきた。
その中からせっかくなのでサルベージして残しておこうと思う。長くなったけど。
その頃の暮らし、その頃感じたこと、その頃リツイートされたことなんかを、多少時系列を整理して、補足説明を入れながら。
フラッシュバックにはご注意ください。
2011.03.10
先週の今頃手術台の上で心拍数180とかなって「えええ、ちょっと深呼吸しようか。緊張しなくてだいじょぶだよ~、削って貼るだけだよ~」なんて主治医に言われてたんだよなぁ。もう1週間か(コーヒーずずっ
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 10
やったあああああああ1週間ぶりのお風呂いてきま!
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 10
さつまいもとレーズンとりんごのバター煮おいしい!(おかずです)
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 10
ウェザーニュース入れてみたら本当にアホみたいに重くて笑えないwしかも使いづらいww地震と天気予報と警報注意報がわかればいいんだけどなぁ。
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 10
実はこの日入院していた。外傷で植皮手術を受けていた。当時は迷機IS03ユーザだったので出たばかりのAndroidアプリをいろいろ試していたけど、まさかのフラグを立てていた。
2011.03.11
退院なーーーう!
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 11
そしてこの日退院した。午前中退院して、当時一人暮らしだったわたしは実家で昼寝していて急激な揺れに目を覚ました。
名古屋めっちゃ揺れとる気持ち悪い
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 11
なんか揺れが長すぎてまだ揺れてる気がするをえーー
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 11
また揺れたゆれててる名古屋
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 11
リビングへ飛び出してつけたテレビには信じがたい映像が映っていた。
テレビで津波見てるすごい 子どもがトミカをプールに投げ込んだんじゃないかってくらい車たくさんプカプカしてる
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 11
車が石ころみたいに押し流されてる…父親「石ころ!石ころ!船来る!船来る!当たる!船来る!当たった!これはかんわ!」
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 11
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 11
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 11
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 11
田畑がどす黒い津波に呑まれる映像。目を閉じれば浮かぶ。パニック映画とかだと青い大きな波がざぶってきたりするのに、じわ、と黒い水が来たと思ったらあっという間に呑まれて、縮尺わかんなくなって、台風のときの側溝にゴミが溜まってるような、現実感のない現実だった。
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 11
不謹慎と思われるかもしれない。ただ、リアルタイムで見ていたテレビの向こうに押し寄せる津波はただただ現実感がなくて、そこにヒトがいるとなぜか考えられなかった。津波の映像がトラウマ化したのは、その後事実を知ってからである。
タイムラインが恐怖に包まれたのはこの頃。関東のフォロワーさんが多いこともあって、帰宅難民が大量発生してパニックになっていた。わたしはわたしで、彼らに「大丈夫」とリプライを送りながら、できることを必死にしようとしていた。
パニック障害発作や過呼吸発作を起こしている方がいたら、手を握ったり背中をさすったりしてあげてください。あればお水を含ませて、ハンカチを口に当てて呼吸させて、常備薬を飲むようにサポートしてあげてください。
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 11
これから暗くなってきて、不安で堪らなくなってくると思う。何が起こるかわからない。どうか、単独行動はしないで、誰かといてください。独りのひとがいたら、手を取って温めてあげてください。「だいじょぶ」と伝えてください。ひとのあたたかみは、何より強い。何もできないけど、無事を祈ります。
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 11
たぶんわたしはずっと、自分に言い聞かせていたのだろう。恐怖と不安、そして宮城の友達の安否。
仙台方面の友達の安否確認できた、避難所にいた、よかった(´;ω;`)
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 11
その後少しして彼女の情報は途切れる。
2011.03.12
神経が昂ってる方は飴などを含んで、温かい飲み物があれば飲んで、深呼吸。手足の指の感覚を確認して、指をさするようにあたためて、指を揉みほぐす。わたしが落ち着くときに使う方法。
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 11
パニック障害に基づいた情報を発信していた。少しでも気持ちが和らげばいい、どこかに届けばいい、そう思いツイートしながら自分も指の感覚を確認していた。
眠れない。布団かぶって深呼吸して泣いてる。何もできなくてごめんなさい。どうかだいじょぶでありますよう、どうか無事でありますように。
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 11
眠ろうとしても目を閉じると田畑を呑む津波と火災とが蘇ってきて目を閉じていられない。
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 11
だいじょぶでありますよう。ご無事でありますよう。非力ながらも、祈ってます。落ち着いたら、また立ち上がって、やり直していける。
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 11
何とか少し眠って、元々通院日だったメンタルクリニックに向かった。これは今流行りの「日本SUGEEEEEEEEEEE」ではなく、「日本はきっとだいじょうぶだから!負けないから!」という意味合い。
当たり前のように定刻通りにバスが来て、母の膝に抱かれる子どもが手を振ってくれて、でもそれを当たり前だと何も疑わず享受していた自分。日本の技術すごい。日本人の力ってすごい。当たり前じゃないことを当たり前にするってすごい。
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 12
何もできない自分がつらかった。連絡の取れない人もいる、今もまだ関東で家に帰れてない人がいる。あまりのことにニュースから目を背けた自分がいる。怖くて歯がゆくて自分を責めていた。その気持ちを主治医に話した
。
精神科医に話を聞きました。直接的な被害がない地域で心を痛めている方々、テレビではなくラジオを使ってください(電力消費も少ない)。情報をある程度遮断することは自己防衛なので、自分を責める必要はない。心が潰れて何もできなくなる前に自分を守ることは間違いじゃありません、とのことです。
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 12
クリニックで一通り泣いたわたしは、自分にできることをしようと思って、そのとき出回っていた「献血に行こう」というツイートの真偽を確認するべく献血ルームに行った。
確認したところ、地震の分の血液は確保されているため不足は起こっていないとのこと。キャパの問題もあり、献血可能か否か確認してから来ていただけると、献血できずに好意を無にしてしまうことが防げるため、来所前に服薬の有無や既往歴などの自己チェックをお願いしたいとのことです。
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 12
献血で大事なのは、非常時の献血ではなく日常的な協力なのだとこの前会社に来た献血車の方に聞いた。血液には有効期限があるから、何かあったときだけ増えても受給バランスが崩れるだけなのだそうだ。
わたしなりに、自分の足や経験から有用かな、と思うことをツイートしてます。偽善者乙と思われても構わない、気に食わなければリムーブしていただいてもブロックしていただいても構わない。ただ、わたしは、無事でいてほしい。防げることは防ぎたい。その想いで、持ち場からできることをしています。
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 12
そしてとにかく話したことのあるフォロワーさんに「だいじょうぶ」とリプライしていた。それが自分を保つ方法でもあった。
ヤシマ大作戦前に。節電されるときは給湯器のコンセントを抜かないようお願いします。凍結のおそれがないとは言い切れない状況でコンセントを抜いてしまうと凍結防止機構が作動せずに凍結し、最悪爆裂します。どうか、節電される際は安全装置の有無を確認してからコンセントを抜いてください。
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 12
これは自分の当時の仕事で得た知見から。ガス給湯器の燃焼器が爆発すると修理も大変だし費用もかさむし部品もすぐ用意できなかったりするので、今でも気をつけて欲しい。
「どん底でこそ笑え」。戦場カメラマンの故鴨志田穣さんが、伴侶の西原理恵子さんに言った言葉。どうか、どんな状況でも、笑うという感情を忘れないで。笑いは希望をくれる、力になるから。どん底でこそ笑え。
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 12
2011.03.13
カナダに留学してた妹の友達のところに安否確認のメールが来た。日本の半分がなくなったことになってたらしい。落ち着けめいぷる。
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 13
びっくりしたけど外から見たらそうだったのかもしれない。
買い占めはどうかと思う。分け合おうよって思う。こういうときの買い占めに使うのは車だよね。公共交通機関がある地域は車は控えて公共交通機関を使おうよって思う。
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 13
この後自分が仕事で必要な物が買い占めで入手できなくなる事態が起こる。
被災者に対してはすぐに「どうですか?」と話し掛けず、「こんにちは。お話聞いてもいいですか?」と切り出すこと。まずは事実を聞くこと、事実を聞いて落ち着いてから今の感情やニーズを聞くこと。誰でもカウンセラーになれる。マスコミ的な聞き方ではなく、順序を経て。 #TOKYOFM
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 13
深呼吸することを忘れている。鼻からゆっくり吸って、口から吐いて、落ち着いてからみんなで手をつないだり肩を抱いたり話をしたりして気持ちを落ち着けて。首や背中を撫でるだけでホルモンのバランスも落ち着くから。 #TOKYOFM
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 13
密かに『あ、安部礼司』クラスタなのでTOKYO FMをtsudaっていた。今読んでも有用なことが書いてあった。
この日あたりから、タイムラインが人々を和ませるほうに向かっていて、わたしも乗っかっていた。
ちなみに吹かざるを得ない RT @buzztter: HOT: も節電 http://buzztter.com/ja/k/%E3%82%82%E7%AF%80%E9%9B%BB and ちなみにEカップ
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 13
不安なひとはわたしの胸に顔うずめて泣いていいんだよ!ちなみにEカップです。
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 13
メンタル的な面への言及なんかのRTからフォローしてくださった方々へ。わたしは単なるアホでごく稀にああいったことを言うだけなので何も期待しないでください。ちなみにヨカップです。
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 13
ごめん弱音ごめん。明日から10日ぶりの仕事で、やっぱり怖くて、しかも地震と津波で精神状態が普通じゃないのも自覚してて、それでも日常を送ることしかできなくて、でもごめん。怖い。怖い。怖い。ちなみにEカップです。
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 13
ちなみにEカップではありません。
本当は昨日、ゴールデンスランバーを放映するはずだったんだよね。こういうときだからこそ、オール仙台ロケで震災前の姿を収めたあの映画を放映して欲しかったな。。。伊坂作品の舞台になっている仙台が、映画ゴールデンスランバーくらいまで復興しますように。 #prayforisaka
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 13
映画の内容差し替えってたびたび起こることだけど、この時ほど因果を感じたことはない。
じーんと来て涙が、ということはあったけど怖い怖いと泣いてないことに気づいた。今も怖くてたまらなくてパニック発作手前で、入院でお休みしてたから余計に仕事怖くて、まだ津波の映像が脳にこびりついてて、寝なきゃいけないけどでも寝たら呑まれそうで怖い。甘えたこと言ってごめんなさい、でも怖い
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 13
2011.03.14
当たり前のように地下鉄が来て、当たり前のようにそれに乗って地下鉄に行く。当たり前じゃないことを当たり前にできることが、日本の強さかもしれないな。あまりに当たり前だから、気づいてないだけで。
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 13
入院休み開けと震災後で早めに出社している。地下鉄のホームは静かだった。出社したわたしを待っていたのは、鬼のような書類の山と本社からの嫌味だった。術後の脚をそろりそろりと動かして仕事をしていた。
仕事、物流の影響はそんなに出てない。けど、出荷の確約はできない。あと、近鉄レックスの配送状況の鯖落ちてた。
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 14
仕事をしていても、泣くのをずっと堪えてた。
だいじょぶと同じくらい安心できるやさしいことばは、名前だと思う。
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 14
電話してたけど、泣けなかったし心細いから名前呼んでなんて言えなかった。
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 14
手をつないだり背中撫でるときにちゃんと名前呼ぶといいと思うよ。たったひとりのあなたはここにいます、って伝わるから。
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 14
枝野寝ろと言いながらも心細くて、名前を読んで欲しかった。名前って思ってる以上に力のある言葉だ。
寝なきゃいけないし仕事疲れたし適度に眠気は来るけど夜中がばって起きる日々が続いているのでやっぱり寝るの怖いし心細い。
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 14
駄目だ。寝ようと目を閉じると津波と昼間本社から言われて蘇った当て逃げとか出てきて怖い。怖くてたまらないのにちゃんとはっきり泣けてない。きもちわるい。怖い。
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 14
当て逃げというのは前年の通勤途中に当て逃げに遭って右足甲を骨折し松葉杖生活をしたこと。
2011.03.15
落ち着いてきたようで、まだ落ち着いていない。
わたしはまず、喪失したままの現実感を取り戻さないと。退院してすぐ地震で、日常を思い出せずにいるから。
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 14
待合室の母親「あーもううるさい!ゲームでもやってなさいよ!」子ども「ゲームは人死んじゃうから嫌っ!地震みたいに死んじゃうのかわいそう!」
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 15
中抜けしてガーゼ交換に向かった病院で心が痛んだ。
目を背けたくなる映像を流すことと真実を伝えることはイコールなのかい?
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 15
この頃から今も変わらないメンタリティを発揮している。いたずらにトラウマを刺激することが報道ではないよ。
日常を送らねばならないわたしはひとつ困ってることがあって、ツイッターに知恵を貸してもらいたいけど物凄い勢いで批判リプが来るのが目に見えてるので途方に暮れている。
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 15
この時の困り事は本社から「おいしい食事が出てそこそこのお酒がある会場を食事会用に探してくれ」というミッションだった。「そんなことしてる場合か」「その金募金しろ」などと不謹慎厨からリプが来るのが怖かった。
きたああああああああああああああああああああああああああああああああゆれゆれゆううううれえええ
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 15
いやうぇまだゆれゆれゆううううれえええぐへ
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 15
えっと、名古屋のねぎは無事です。ただびっくりしてパニッk発作起こしかけたんで薬のんだんでたぶんだいじょぶだろおもいなう
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 15
この日静岡東部を震源とする地震があった。全然大丈夫ではない。落ち着くべきである。
確信は持てないけど震源の浅さからいってプレートではないはず。やたらと東南海地震と煽らないでください。言霊にならないように。これで東海地方も麻痺したらどうなるんですか。お願いです、不安感を煽らないでください。
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 15
この頃デマとの戦いに疲れ果てていたんだけど、このときの静岡東部の地震で「東南海地震の予兆だ!」というデマがタイムラインを巡ってさすがにうんざりした。愛知に生まれ育ったおかげで地震教育は受けてきているんだけど、この状況で不安を煽るのはさすがに我慢ならなかった。
2011.03.16
営業さんが展示会自粛FAX入れて更に電話で謝罪してる。関東地方の支店はガソリンがなくて車での営業活動禁止令が出たそうな。
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 16
仕事のことをまったくツイートしないのもいいけど、断片を書き残しておくと後から当時の状況を知ることができると今気づいた。
夜中何度目か起きたとき泣いてて誰かが抱きしめてくれてて安心してうとうとできた、という夢中夢を見る程度には参っている。
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 16
名古屋雪なう…
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 16
この日、昨日今日のように雪が降っていたようだ。
単一単二電池と懐中電灯も売り切れ。 RT @fla_fla_flowt: なんか西すごいw RT @ 携帯ラジオ全部売り切れ入荷未定ェ…@名古屋家電量販店
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 16
懐中電灯用に単一電池が必要な仕事なんだけど、ストックを使い切って買おうとしたら買い占められててなくて途方に暮れた。会社近くと自宅近くと行ける家電量販店・スーパー・コンビニに行ったけど全部なかった。翌日福岡営業所に譲ってもらって事なきを得たけど、このときはどうなるかと思った。
あれから、今日でちょうど4年経った。仕事で単一電池が必要なのに(しかも地震の関係で)買えなくて困ったのを思い出した。あの電池たちはどうなったんだろうね
2015/03/11 20:26
「世界が終わっちゃう」。9・11に怯えて泣くわたしを、「お前のいる世界は、俺が絶対終わらせない」と抱きしめてくれた彼。別れた後自衛隊に入ったと聞いていたけれど、風の噂で、彼は今津波に襲われた街にいると知った。あの時わたしを守った腕はきっと、世界を守ってくれる。 #twnovel
— 一軍登板なし (@negi_a) 2011, 3月 16
このツイノベルは、この本に収録された。献本を1冊もらったのみで、印税はすべて寄付へと充てられた。
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当時、連絡が取れなかった宮城の友達とは少し後に連絡が取れた。Google Personfinderに彼女を登録して情報を追う日々が2週間近く続いただろうか。今でも彼女とは仲良しだ。
また、当時のツイートをサルベージしていると、この頃から消えてしまったひともいればアカウント転生してもずっと仲良くしてくれているひともいて、改めて重ねてきた歳月を実感した。無事に生き延びて、念願叶って会えたひとたちもいた。
わたしは当時勤めていた会社がなくなり、別の会社に行き、そこでパワハラから心身を壊して退職し、また別の会社で今日黙祷を捧げた。
当時ツイ廃だったこともあるけど、こうしてツイートを残しておいてよかった。読み返せば、わたしの中では当時の感覚が蘇る。自分の中で風化しないように。そう願い、備忘として書き留める。
トピック「被災」について