伝えたいことがあるんだ（5min.文章スケッチ）

だけど今、それを文章にできないんだ。

書きたいこと自体はいろんなところに書き留めてあったり脳みその皺にしっかり刻んであるんだけど、いざキーボードを、あるいはテキストエディタアプリを起動すると書き進めることができない。
そしてわたしは考える。
「それは本当に書きたいことなのか？」
「書きたいことなら、勝手に指が動くのではないか？」と。

書きたいはずなのに指が動かないときに、わたしは己の文章力のなさや思考能力の足りなさを思い知るのだ。恐らくそれらがあれば、ある程度形にできるはずだ。だけど足りてなくて、できなくて、歯がゆくてたまらなくなる。だからこそ、わたしは書けなくて悔しいこともこうして書いている。だって、その類の文章力って、いくら本を読んでも身につくものではないでしょう。実践を積むしかないでしょう。そしてちゃんと、書きたかったことに行き場を与えたい。

だから、悔しいことも悲しいことも、そのときの心境を時間を区切ってそのままスケッチするように書くことで、思っていることを書ける力を身につけられるんじゃないか。
この「文章スケッチシリーズ」は、そういう意図のもとにやっていこうかな、と思っています。