喫茶店への通い方
どうやって喫茶店に通えばいいんだろう というエントリを見た。
先日ホッテントリ入りした「どうやってバーに通えばいいんだろう」を受けてのものらしい。
(余談だけど、このエントリのトラバやブコメを参考にして近いうちにバーに行ってみたい)
実は、行きつけの喫茶店がわたしにはある。
それは、スタバとかドトールみたいなコーヒーショップチェーンではない、個人経営のこぢんまりとしたお店だ。
繁華街から歩いて10分くらい、静かなイージーリスニングと明るく清潔感がありながら温かみもある、じっくり長居できる場所だ。
そのお店を知ったきっかけは、昔いた会社で頼まれた案件の現地すぐだったこと。
ちょっと変わった名前のお店だったので、妙に記憶に残ってしまって、繁華街に出た時についでに足を伸ばしてみたのである。
そして、お店の雰囲気と店員さんとメニューのおいしさ(と値段)に魅了されてしまったのだ。
それ以来、繁華街に行くたびに顔を出しているが、すっかり店員さんに顔を覚えてもらい、気持ちよく過ごさせてもらっている。
行きつけの喫茶店があるというのは、とても楽しいことである。
増田が気にしていた2点について。
だがお世辞にもスタイリッシュとは言えない佇まいで落ち着きのない私にはあまりにも不似合いなように感じてしまう。
だいじょうぶ、わたしもあまり落ち着きはないけど、適当に放っておいてくれるものだ。服だって、パーカーにシャツワンピにジーンズにスニーカーでもオッケー。肩肘張らずに、図書館に行くくらいの感じでいいんじゃないかな。
コーヒーショップのような雰囲気のところは、どうしてもまったりと休みにくいので、個人がやっている隠れ家的なところがおすすめ。
その際、「長居してください!」と言わんばかりにパーソナルスペースをしっかり確保できるような作りのところや、席数は少ないけどゆったりした感じのところ、一人客の多いところに絞って入ってみるのがポイント。
あと、食べログレビューがあまり多くないお店が狙い目。おいしくないからレビューが少ないんじゃなくて、教えたくないからレビューしないということもある。少なくとも、わたしが行きつけの喫茶店の名前を出さないのは、人が増えて雰囲気が壊れてほしくないからだし。
あとは行ってみて、お店の雰囲気なり店員さんの接客なり味なりが気に入ったら、またリピートして行けば行きつけの喫茶店の出来上がり。
店員さんは個人の好みだけど、わたしの行きつけの喫茶店は帰るときに店員さんがドアを開けてお見送りをしてくれたのと、2回目に行ったときに「この前も来て下さいましたよね」と言われたことがとてもうれしくて、それも決め手のひとつになった。
つかず離れずの距離を保ってもらえるのは、コミュニケーションが苦手で人見知りなわたしにはとてもありがたい。
お店の雰囲気がよくても店員さん次第で台無しになることはあるので、そこは気をつけて見るポイント。
と、自分の場合を書いてみたけど、バーに行くよりはハードルが低いと思う。
いつ行っても受け入れてもらえる場所がひとつあるだけで、ほんの少し、日々の彩りが変わるよ。