さらさら録

日々のさらさらの記録

週報 05/05-05/11

05/05

山形旅行。この日はドライブに出る。といってもわたしはまったく運転ができないので、ひたすら同行者に運転してもらったのだけど。山形、名前の通りずっとずっと山が見えていて、雪を頂いた山並みはとても美しかった。

まず最初に山形物産館に行き、お土産をあれこれ買い込む。玉こんにゃくを食べたのだけど、同行者がうっかり大量にからしを落としてしまい、二人してむせかえることになった。わたしは猫舌なのではふはふすることにもなったけど、味しみしみでぷるりとしておいしかった。

短歌をする人同士の旅なので、斎藤茂吉記念館へ足を運んだ。もっとも、同行者もわたしもアララギ派ではまったくないのだけど。同行者の所属する短歌結社はアララギ派の流れを汲んでいないし、わたしに至っては結社無所属である。アララギ派と各短歌結社および有名な歌人の図表でひとしきり盛り上がったあと、展示を見て映像を見る。茂吉の人生と脳みそに比べて、わたしのなんと貧弱な脳みそよ。医者の傍ら短歌に取り組み、どちらでも臨床や実作のみならずみっちり研究もしてなんて、とてもじゃないけど真似できない。あと、勤務先の名称である青山脳病院が最高だと思った。

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その後、文翔館へ。ここは旧県庁で、今は郷土資料館の形で公開されている。映画『るろうに剣心』やアニメ『K』の舞台にもなったらしく、近代建築好きにはたまらない場所だった。展示も無料とは思えないボリュームで見応えがあった。紅花についての展示を見るたびに、山形が舞台の『おもひでぽろぽろ』を思い出していた。f:id:negi_a:20190512111101j:image

宿に戻り、超豪華でボリューミーな夕食のあとで宿に併設の岩盤浴に入る。だらだらっとたくさん汗をかいたことで、疲れも気持ちよく吹き飛んだ。

 

05/06

借りていた車を返し、荷物を送る手配をし、山形新幹線で東京に向かう。山形新幹線、在来線と新幹線の線路が一緒とは知っていたけど、新幹線と在来線がすれ違うとちょっとびっくりする。新幹線というより特急という感じだった。

なぜ新幹線で東京経由にしたのかというと、東京文フリが開催されていたからである。文フリにお邪魔し知り合いに挨拶し気になる本を買い求め……とするはずだったのだけど、想像以上に人が多かったのと同行者と分かれて個別行動していたことから人に酔ってしまい、詩歌の島をさらっと回ることしかできなかった。トラブルなく楽しく過ごせた旅だったのに、最後の最後に具合が悪くなってしまって残念。心身とも丈夫であったらこんなことにならなかったのに、と悔しく思う。浜松町で休憩がてら食べたミルフィーユが食べづらく、それをうまく食べられなかったことで悔しさは加速した。

東京からは東海道新幹線でシンカンセンスゴクカタイアイスを食べながら帰る。普段家にいても一人の時間がないとだめな人間で、人と一緒の旅を長らくしてなくて、三泊四日ずっと人と一緒にいることに不安があったのだけど、旅の前なんて夜中起きて泣くほど不安があったのだけど、終わってみればとても楽しく幸せな旅だった。終わってしまってとにかく寂しい。

ちなみにこの旅行で、地下鉄・バス・飛行機・車・新幹線・在来線・モノレールとたくさんの乗り物に乗っている。いろいろ乗れて楽しかった。

 

05/07 

連休明けの日に計画有休を取るという暴挙。昨日まで旅してたから仕方ない。変なところにできて腫れて痛むおできを皮膚科で診てもらい、抗生物質を処方される。

山形でお伺いした方にお礼の手紙を書くも、何度も何度も失敗しレターセットの便箋のうち半分を駄目にする。この手紙はお前の人生そのものだ、お前はいつも失敗ばかりだ、誰もお前を愛さない--と思わず古いコピペが頭をよぎる。一度昼食を摂り昼寝をして仕切り直し、何とか書き上げ投函する。

届いた荷物をほどいて洗濯三昧する。洗濯と睡眠を目的に取った有休なのに、意外なほど眠れなかった。まだ旅の余韻で頭が冴えているのかもしれない。

 

05/08

休み明け最初の出勤。震えながら出てみると案外ひどいことになってなくて安心する。5/2の自分から付箋にメモされたタスクを受け取って仕事する。

あまりにも旅行が楽しかったので、反動と寂しさで落ち込む。楽しいことのあとに反動で落ち込んでしまうこの性格は本当に損だ。ひさびさの仕事の疲れもあって、帰宅後ベッドに転がったまま動けなかった。腫れ物も痛むので早めに寝る。

 

05/09

早寝が効いたのか、すっきり起きて仕事に行く。

仕事のあと、短歌ワークショップ。今回のお題が元号(ただし明治以降除く)で非常に苦しんだのだけど、きれいにまとまってはいると言われる。ただ、言葉の選び方がゆるいところを指摘され、まさにその通りだなぁと頷く。「この言葉にはこの言葉だろう」という自動化されたところから出てきていたので納得しかなかった。嘉祥の和菓子の日をどう盛り上げようか、と作戦会議をしたりもする。

ワークショップのあと、コメダでお茶をする。短歌の話から喫茶マウンテン、喫茶店で遭遇したネットワークビジネスの勧誘まで幅広く話して笑って帰る。

 

05/10

仕事。声をかけられるまで集中しすぎていることに気づかない状態になってしまいどっと疲れる。

帰り、短歌フェアをやっている栄のジュンク堂に寄り、知人のポップや色紙を眺める。ついでにオアシス21にも上る。普段は水をたたえているところが干上がっていた。

 

05/11

皮膚科に行って追加の抗生物質をもらう。旅の疲れとひさびさの仕事の疲れが噴出したのか、気づけばとろとろ寝てしまう。15時間くらい寝ていた。それだけ寝たら夜寝れないかも、と思ったわりには夜もがっつり寝る。

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