さらさら録

日々のさらさらの記録

ナイトヨガin名古屋港水族館に行ってきた

 名古屋港水族館では、こんなイベントをやっている。
http://www.nagoyaaqua.jp/limitation/2015120311271479.html
 平たく言うと、普段我々が見ているイルカたちに見られながら夜の水族館でヨガをしましょうというイベントである。たまたまぼんやり名古屋港水族館のサイトを見ていたところこのバナーを見つけたため、最近ヨガブームが来ている友人に伝えたところ「行きたい」とのことだったので申し込んできた。往復はがきでの申し込みというところがいかにもお役所感あるけど、無事当選したので行ってきた。


 閉館後の水族館の集合場所に行くと、受付の人がドアを開けて待っているので料金を支払って入場する。着替えは更衣室というよりは控室みたいなところで、ロッカーがないので貴重品を持っていける小さいバッグを持ち物に加えるといいと思う。そしてヨガマット代わりのバスタオル、小さめタオル、飲み物、貴重品、カメラを持って出発。ちなみにわたしはヨガウェアやフィットネスウェアを持っていないためライヴTシャツとゆったりショートパンツだったが、他の参加者は割とガチなヨガウェアやフィットネス用レギンスだったのでちょっと気圧されてしまった。ヨガ経験あるんだけどなぁ、未経験者のほうがガチな服装をしていた。

 開始まで少し夜のイルカと戯れる。着替え中もキュウキュウと鳴き声が聞こえていたけど、昼間より元気だった気がする。



 GRD3の限界を見た気もするけど、躍動感とスピード感に溢れてておとなしく撮らせてくれないのである。 
水槽をぐるりと回ると段になっているスペースがあるので、そこで各々場所を取ってヨガ開始。先生はスポーツクラブでインストラクターをされている方だった。場所取りはあんまり近いと水槽が見えないし離れてると先生が見えないので、そこを頭に入れておくべきだったとあとでちょっと後悔。


 こんな感じでヨガをしていた。これはヨガ終了後の写真で、ヨガ中の写真は水族館のfacebookに掲載されている(わたしは写ってません)。
Facebookにログイン
びっくりするほどイルカが寄ってくるので、先生の説明を聞きつつ思わず笑ってしまった。明らかにこっちの動きに共鳴していたりする。大きな水槽の前の青い空間で、イルカの鳴き声の混ざる静かなBGMの中でするヨガは不思議と静謐な感じがして、だんだんとゆったりした気持ちでポーズを取ることができた。
 ヨガは最後、シャバーサナ(屍のポーズ)を取って瞑想して終わる。このシャバーサナの間に、自分に大きな変化が起きた。とにかく涙が止まらないのである。「わたし、生きてるんだ」という想いが心からどんどん湧き上がってきて涙になってぼろぼろとこぼれてきた。先生が、ヨガの間中「体の声を聞きながら」と言っていた理由がよくわかった。前回のエントリでもわかるように、凄まじくどん底にいるわたしだけど、体や心の声をいかに聞いていなかったんだろうと心身に起きた変化で始めて知った。ナイトヨガに行くかどうかもギリギリまで迷っていたくらいだったのに、行ってよかったと心から思った。

 終了後はイルカと戯れたり、マイワシ水槽も見せてもらえる。プチナイトアクアリウム体験といったところだ。


 およそ3万匹(正確に数えたことはない)のマイワシはいつ見ても圧巻。1匹だけアジが混じってて、マイワシのエサを食べてぶくぶく肥えていると言っていたけどホンマかいな。シイラとマイワシと同じ水槽なのに棲み分けられてて面白い。
 マイワシのあとはイルカ水槽まで戻って消灯まで好きにイルカと遊んだり撮ったりして、その後は着替えてアンケートに答え、お土産(日によって違うみたいだけどけっこういろいろもらえた)をもらっておしまい。なかなか夜の水族館でヨガなんてできないから、とっても新鮮だった。なぜかシンクロして動くイルカに癒され、ヨガ自体でも癒され、あの水槽前の青い空間を心に持つことのできる素敵なイベントだった。初めての人でも無理ないプログラムになっているので、なかなかよいイベントだった。
 またいつか行ってみたいな。

(c)2015 nagisarasa All Rights Reserved.