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さらさら録

日々のさらさらの記録

ストリートスナップについて説明するのは難しい

新しく入った会社のプロフィールの「好きなこと」の欄に写真と書いていることもあって、それについて聞かれることがたびたびある。そして答えるんだけど、たいていは話が弾まずに終わってしまい頭を抱えている。
必ず聞かれるのは「何撮ってるの?風景とか人とか動物とか?」で、わたしは少し考えながら「風景っちゃ風景なんですけど……スナップが好きですね」と答える。するとだいたい「スナップって何?」と聞かれるので、「何気ない日常を切り取ったような写真ですね」と答える。すると途端にわかったようなわからないような顔をされるのだ。「通勤のときも常に小さいカメラを持って気になったものを撮ってるんですよー」と言うと、「え、そんな撮るようなものってある?」と言われてしまう。

難しい。わたしのコミュニケーション能力が優れていないことを差し引いても難しい。

わたしにとっては何気ない日常は被写体で溢れていて、人が生きていることを感じられるところはすべて被写体になり得ると言っても過言じゃない。だけど、世の中にはそうじゃない人のほうが圧倒的多数なのかもしれない。だけどわたしはストリートスナップを愛し撮り続けていく。だって、構図も設定もばしっと決まった写真なんてプロに任せておけばいい話で、わたしが撮りたいのはそういうカレンダーみたいな写真じゃない。構図やらなんやらはともかく、自分が面白いと思った視点でシャッターを切ることはわたしにしかできない。そういう、わたしだけにしか撮れない写真が撮りたい。

ただ、「何を撮るか」と話の種程度に聞いてきた人には、無難に「風景」と答えるだけに留めようと思った。

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