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さらさら録

日々のさらさらの記録

短歌の目 第6回:8月 感想集【1】

はてな題詠「短歌の目」

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毎月書こうとして挫折してますが、そうか小分けにすればいいのかと思い今月は書いていこうと思います。
ていうか誰もそもそも一気に書けと言ってないのですが。

tankanome.hateblo.jp


1.第6回「短歌の目」8月 やけくそ気味のボーイ・ソプラノ - hyacinth

5. まつり

町内のまつりの子供みこし曳く
やけくそ気味のボーイ・ソプラノ

お祭りの囃し声で声がひっくり返る男の子がいたなぁ、と思い出しました。「やけくそ気味のボーイ・ソプラノ」というフレーズがとにかく好きです。80年代少女漫画っぽくて。


2.第6回 短歌の目 8月 - ほしいぬ

8.風鈴

風鈴の 澄み渡る音に 縛り付け

きみはうるさい すこしだまって

何を縛り付けたのか、「きみ」は誰なのか。そう思うと少しぞくっとします。上の句の流れるような美しさから一転して下の句で口語が挟まれてるのがいいなぁと思いました。


3.企画にのって短歌を詠んでみたよ7 - 今日の良かったこと

9.菊
酷暑でも 凛とたたずむ 麗しの 白いスカート 夏の雛菊

じりじりと焼くような陽射しの中で眩しく翻る白いスカート。大きな麦わら帽子をかぶった少女がにこっと笑ったりしたら、そりゃもう雛菊のように可憐であっさり落ちるだろうなぁなんて妄想してました。


4.はてな題詠「短歌の目」8月 - Letter from Kyoto

7.くちづけ

横たわる君に最後のくちづけを。ただ水だけがほとばし落ちる。

別れの一瞬が鮮やかに切り取られていて胸が痛いです。最後とは最後なのか最期なのか、落ちた水とは何なのか。こうして書いているわたしの目から水が落ちそうです。
これは某所で話した余談ですが、『「ご冥福お祈り申し上げます」と送られてきた選考結果』を読んで、転職活動の際に「御社を死亡いたしました」という誤字エントリをかましたことを思い出しうわああああとなりました。


5.短歌の目 第6回:8月 倦んだ暑さの中で眠る - さらさら録
さらさら録の人の分は後で書きます。


6.はてな題詠「短歌の目」8月 に参加してみたという話 - 二歩サガリ。。

8,風鈴

 宵涼み 今日の終りに 吹く風を

 風鈴の音で 感じて睡る

宵涼み。日本の夏、金鳥の夏という雰囲気がこの言葉から漂っています。「終り」や「睡る」という言葉の選び方が宵涼みに輪をかけてノスタルジーを醸し出していてます。

7.はいさい短歌 - マトリョーシカ的日常

2.くきやか
 くきやかなサラダジャギジャギ俺の名を言ってあたたた腹痛痛い

北斗の拳!「くきやか」という言葉を北斗の拳、しかもジャギと結びつけるなんて!という衝撃でした。「あたたた」がケンシロウのあれと腹痛痛いにかかっててなるほど、となりました。ジャギの台詞も織り込まれていて、発想に脱帽です。


8.第6回「短歌の目」8月 アナタに捧ぐ 冥土のみやげ - YESかNOか半分か。

4.冥
フリル散る 裾をなびかせ今ゆくわ
アナタに捧ぐ冥土のみやげ

一見ロマンチックなんですが、後からぞぞっとしたのです。フリル散る裾の長いウエディングドレスを着た女性が、アナタを道連れに冥土へ行こうとしてるみたいで。少女漫画的ホラーです。
お題に「怪談短歌」があったせいか、今回きっとそうではない短歌まで怪談短歌として読んでしまっている気がします。反省。


9.菊人形祭りのあとに忍び寄る蝉の呪いとくきやか風鈴ー「短歌の目」第6回8月 作品集 - のほほん気紛れ詩歌い

3.蝉

完全変態を経て蝉となる
姿形は完全型なり

羽化したての蝉って、白くて柔らかくて怖くなるほど不完全なんですよね。あれがあんなに固く茶色くしっかりした蝉になるので、生命の不思議さを感じます。


10.苦しみ喘ぐ暑さで扁桃腺を腫らす 【8月題詠短歌】 - 感情迷子中のあんずです。

4、冥
足掻くボク苦しみ喘ぐ尽きるまで遠く消えゆく昏冥の底

風邪の具合は大丈夫でしょうか。この夏わたしもタチの悪い風邪を引いたので心配。
足掻けば足掻くほど底は遠ざかっていくんですよね。足掻いても浮上できずずるずると引きずり込まれていく焦燥感にこちらも苦しくなりました。海も抑うつも、足掻くほど底は見えなくなってしまう。


11.はてな題詠「短歌の目」8月 第6回の挑戦記録 - @Togami_Arahi の脳内雑談

2.くきやか
 くきやかの意味は何かと聞く君に、僕の視界は移せないかな。

きゅんきゅんします。君と僕の関係性を想像するとまたとっても甘酸っぱい。僕の視界に映る君こそが「くきやか」な存在なのに、それを伝えられない。こういうもどかしさが伝わる歌は好きです。


12.はてな題詠「短歌の目」8月 初参加 - なにか

5.まつり

まつり縫いできたら合格差し上げます裾上げ検定三級試験

わたし以外にもまつり縫いで詠んだ人がいた!しかも裾上げ検定三級試験という言葉のシュールさがとても好きです。裾上げ検定、今後の内容を考えるのがとても楽しいです。
他の歌にダイキンルームエアコンのダイレクトマーケティングが織り込まれててクスリとしました。自室の空気清浄機は物理フィルタ搭載のダイキン製に限ります。


* ☆ * ☆ *

この記事を書いている8/5 14:00までにとりまとめにアップされている分で書きました。
残りの方についてもまた書いていきます。

…あと、書きかけの7月の感想も今更ながら出します。近いうちに。

baumkuchen.hatenablog.jp

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