短歌の目 第4回:6月 孤独はわたしだけに正しい
今月もやってきました。tankanome.hateblo.jp
わたしのツイッターを見ている方はご存知かもしれませんが、温度差気圧差諸々に加えてちょっとプライベートで大きな局面を迎えていて、それが精神と体調に非常な影響を及ぼしてて。
頭痛や吐き気や動悸はよくあることなんですが、早朝覚醒が再発したのがつらいとこです。
そんな状態でも、詠んでみると意外とするりと詠めたのには驚いています。何かの形で吐き出したかったのかな。その代わり、読むということがまったくできなくて中途半端になっているのが悔しいところです…。
* ☆ * ☆ *
1.青
真夜中に青いインクで書き付ける孤独はわたしだけに正しい*1
2.梅
沖縄が梅雨入りする頃こちらでは黄色い帽子がまぶしく降ります
3.傘
明くる朝 台風一過の日光に溶けて死にゆく折れたビニ傘
4.曲がり角
あの曲がり角の向こうに立つ君は笑顔だったと記憶の改竄
5.しそ
紫に染まりしその手の招く先 梅干しおにぎり ひい、ふう、みい、よ
6.紫陽花
「青と赤、どっちの紫陽花が好きなの?」「わたしは白い紫陽花でいたい」
7.つばめ
8.袖
口許を袖で拭うお行儀の悪さを許して ダメならキスする
9. 筍
しゃくしゃくと筍切ってぶちぶちと茸も切って一緒に炊き込め
10.たらちねの
たらちねの母に見立てたブラジャーにひっそり踊るハートはマゼンタ
* ☆ * ☆ *
とりあえず、体調が悪い以外のことが書けるように身の回りが落ち着くことを祈るばかり。
いろいろとご面倒や不快感を与えてしまって申し訳ありません…(自意識過剰かな。「誰もお前なんざ気にしてねーよ」と言われたら「そりゃそうだよね」としか言いようがない…もうなんだかすべてごめんなさい)
少しでも読める状態になりますように。なむなむ!
気に入った歌がありましたら引用スターいただけるとうれしいです。