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さらさら録

日々のさらさらの記録

4cmのパンプスで駆けれない

走れないどころか、歩けない。もちろん、8cmのピンヒールで駆ける恋*1なんてもってのほか。お風呂上がりのわたしの足は、破れた水ぶくれや擦れた痕にお湯がしみてひいひい泣いている。

事情があって、ビジネスフォーマルな靴を履かねばならなくなった。ローヒールのプレーンパンプスを出してきて足慣らしに履いてたけど、やっぱり痛い。
わたしの足はそもそも大きくて、幅もあって、指が長い。コンバースのオールスターなら26.5cmでも問題ないくらいだ。そんなわたしが、百貨店でシューフィッターさんに見てもらって唯一足が入った*2のが、今持っているプレーンパンプスだ。しかもたびたびシューストレッチャーを使って伸ばしている。
にも関わらず痛いのだ。


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ここのところに靴の中で折れ曲がった中指のシルエットが浮かび上がってしまう。そして中指の関節が靴ずれになる。
前滑りしないパッドもかかとパッドも装着してるし、たった4cmの太くてしっかりしたヒールである。なのにもう、折れ曲がった指は擦れて痛いし爪は食い込みつつあるし昔交通事故で折れた足の甲の骨のところは痛くなるし、どうしたものかと途方に暮れている。

ヒールで足が痛むと、大袈裟じゃなく動悸がして脂汗が止まらなくなり気が遠くなるので、「足は第2の心臓」という言葉を噛み締めることになる。道端で「倒れる…」と思いながらよろよろ歩いていた。颯爽という言葉からは程遠い。
他にもおしゃれパンプスも何足か持っているけど、どれもやっぱり痛くなるのでしまい込んである。もっぱら、フラットシューズかスニーカー。痛いからパンプス履かない→履き慣れない→激痛→やっぱりパンプス履かない、というループに陥っている。

足と靴が合ってないという指摘はその通りだけど、25.5~26cmサイズは昔より増えたとはいえ足に合う靴を探すことがまず難しい。入るか入らないかを真っ先に心配するし、しばらく歩いてみないことには合う合わないもわからない*3
足のサイズが23~24cmで、足に合う靴をうまく探してヒールで歩いてる女性はすごいなぁと思う。8cmヒールのパンプスで踊るPerfumeは尊敬の域に達する。わたしのパンプスの倍のヒールで踊るなんて。
わたしのような足はオーダーメイドすべきなんだろうけど、年に一度履くか履かないかのビジネスフォーマルなプレーンパンプスを作る余裕はない。


指先が折れてしまわないように人差し指から小指までをテーピングでがちがちに固めて、食い込みかけた爪のクッションにコットンを挟んで、遠ざかる意識を必死でつなぎ止めて、脂汗を押さえながら笑顔でいなければならないのなら、そんなビジネスマナーなんかなくなってしまえと思う。
体に無理を強いることがビジネスマナーなんて、やっぱりおかしいんじゃないかな。
それとも、その苦痛に耐えられるかどうかを見るためのビジネスマナー?耐えられなかったら社会人失格ってこと?ヒール靴を履くための努力が足りない?

なんてことを考えながら、むくんだ足をもみほぐしている。
慣れたフラットシューズが恋しい。

*1:8cmのピンヒール - チャットモンチー

*2:シューフィッターさんに見てもらったのに「入るか入らないか」が基準という矛盾

*3:たびたび通販で靴を買っては履いてみて合わなくて失敗、というパターンの多さよ

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