さらさら録

日々のさらさらの記録

ひとりでバーに行ってみた いただきます編

ひとりでバー、最終回。
前2回はこちらからどうぞ。
ひとりでバーに行ってみた お店選び編 - 生活とバウムクーヘン
ひとりでバーに行ってみた 扉の向こう編 - 生活とバウムクーヘン

バーテンさん「何にされますか?」
私「お酒に弱いんですけど、カクテルがすきで飲みたくて、何か飲みやすいものありますか?」
バーテンさん「こちらの紅茶を使ったものとかは飲みやすいですよー。あとフルーツリキュールを使ったものとか。好きな果物はありますか?」
私「ライチのお酒が好きですねぇ」
バーテンさん「じゃ、チャイナブルーがおすすめです。ライチとグレープフルーツでさっぱりしてますし、見た目もとてもきれいで味の変化も楽しめるので、ピッタリだと思います」
私「じゃ、お願いします」

よく磨かれた細長いグラスを取り出して、氷を入れて、砂時計みたいな鼓みたいなカップ(メジャーカップというらしい)で量ってグラスに注ぎ入れて、ながーいスプーンでくるりとかき混ぜて、ブルーキュラソーを最後にたらして出来上がり。手際の良さに惚れ惚れして、ながーいスプーン(バースプーンというらしい)を最後にぺろっと舐めたバーテンさんにちょっと萌えた。
グレープフルーツジュースの色の底に沈む青がとてもきれいなカクテル。ほんのりとした苦味に香るライチが甘くて、一口、また一口と飲み進めてしまった。おいしい。
「マドラーで混ぜていただくと、見た目も味も変化するので試してみてくださいね」と言われて混ぜると、甘みが広がり、鮮やかな水色のカクテルになった。
私「うわー、うわー、カクテルっぽいですね!すごーい」
バーテンさん「だって、カクテルですから(苦笑)」

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勧められたプチおつまみセット(チョコとドライフルーツとミックスナッツ)と一緒にいただく。
飲むときにマドラーがおでこというか眉のあたりに刺さるんだけど、これどうするのが正解だったんだろう。バーテンさんも何も言わないし、刺さりながら飲めばいいんだろうか。
ドライフルーツでお酒を飲むのは初めてだったんだけど、とてもおいしかった。発見。


最初にいろいろと危惧していたことは杞憂だった。
人見知りの私に対してもつかず離れずの心地いい距離で声をかけてくれて、照明が暗いから服装も化粧も気にならなくて、繁華街なのに別世界のように静かで、ひとりでぼんやりと頭と心を落ち着けながら気持ちよくお酒を飲めた。こんなに居心地のいい、静かでほっこりできる場所があったとは。バーへのイメージががらっと変わった。行ってみてよかった。
チャージレスのお店で、早い時間帯だったのでおつまみセットはサービスだったのでチェックは英世さん一人分。それだけでこんなにラグジュアリーな気持ちになれるなんて、とっても素敵な空間だった。

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今回行ったバーにもう2・3回行って慣れたら、別のバーを開拓してみるのも楽しそうだな。
いつか飲み友達ができたらいいな。シーズン始まったら中日戦の中継してるスポーツバーに行くのもいいな。
バーナビやぐるなび、食べログを見てると夢が広がって楽しい。

あの増田がなかったら、行きたい行きたいと思いつつバーに行くことは一生なかったかもしれない。でも、こうして新しくて楽しい世界を知ることができたので、はてなユーザーは親切だな、とも思ったのでした。

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