さらさら録

日々のさらさらの記録

生きて、生きて、詠んでやる

彼の人生とわたしの人生は重なるところが多い。生年、いじめ、その後遺症による精神的な病、非正規労働者、そして短歌を詠むこと。だからこそ、萩原さんの歌集には未だに手を伸ばす勇気が出ないでいる。

 そんな中でこの記事を読んで、いろいろと感化されてしまい苦しくなった。そのことを打ち明けた大切なひとから、「なぎさらさんはなぎさらさんだから、なぎさらさんの道を歩いているのだから、なぎさらさんはもっとなぎさらさんを大切にして」と言われて苦しさが少し軽くなった。

かつて死に損ねたわたしは今、生きていたいと望んでいる。そして、今は、人生で一番穏やかで満たされた日々を過ごしていて、その代わりあまり短歌が詠めなくなってしまっている。それでも、ようやく手に入れた今の愛おしい日々も、短歌も、手放したくないからもがいてやる。

もがいて、あがいて、生きて生きて詠んでやる。

ありふれた特別の話を聞きたい

この世界は、ありふれた特別で成り立っている、と思う。

世間一般ではありふれたことだけど、その人にとっては特別、みたいなことだ。

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恋に落ちた。仕事でミスした。子が産まれた。喧嘩した。誕生日を迎えた。などなど。

世間から見たら、ありふれた日常のひとつにしか過ぎないけど、それを生きる人にとっては特別なことで、だからわたしは、その人にとっての特別の話を聞きたい。まるで、その特別を集めるかのように。

そして、そっと大切に話したい。今わたしが抱きしめている、ありふれた特別な奇跡のことを。

 

はつなつのこと


『鈴掛真 短歌展 そして言葉の導く先に』へ行った。


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短歌を読むのではなく見るという感覚。素敵な空間だった。

 

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『それでいい。』を読んだ。

 

それでいい。

それでいい。

 

 

 ネガティブで自己肯定感も低くてそんな自分が嫌で仕方なかったのだけど、それでいいと認めてくれて、そこからどう行動していくかを教えてくれる本。Kindleのセールで買って積んでたんだけど、読んでよかった。心が軽くなった。

 

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圧倒的な承認を得てしまった。今まで抱えてきた不安や苦しみがみんな溶けてしまうくらいの。今なら自分を許せそうな気がする。

もしそれをなくしたとしても、この記憶だけで生きていけそうな気がする。あ、こういうところがネガティブ。

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