音響外傷体験記
いわゆるライブハウス難聴になったので、その顛末です。
8月8日
ライブに行く。最前列で堪能。
終演後、左耳の耳閉感とキーーーーーーーンという耳鳴りがひどかったものの、元々左耳は突発性難聴になった経験があるためライブ疲れだと思っていた。
ちなみに、ライブのときは左耳に耳栓をするのだけど、このときは忘れた。
8月9日
耳鳴りと耳閉感が昨晩からキーーーーーーーンと変わらず、軽い痛みもある。音響外傷を疑い、花粉症でお世話になった耳鼻科へ。
受付時に突発性難聴の既往があることを伝えたため、「耳を大事にしなきゃ駄目でしょう」と叱られる。
聴力検査の結果、4000Hzだけが落ち込んでいて、典型的な音響外傷と診断される。
早期治療が大事ということで、ステロイド内服、ビタミン剤、胃薬をもらって帰宅。
ちなみによく「安静にするように」と書かれているけど、ステロイド内服の副作用の関係で運動等がキツいだけで(大量に投与するので血圧が上がる)、耳自体には関係ないとのこと。
8月10日
耳閉感がほぼなくなり、耳鳴りも落ち着く。
8月11日
耳鳴りはほとんど気にならなくなる。
副作用か、ちょっと息切れしやすくなる。
8月12日
聴力検査。右耳と左耳の聴力差がなくなり、4000Hzの音も元通りになる。
異常を察知した時点で速やかに受診したのが幸いしたという見立て。
今日からステロイド内服を段階的に減らし、身体を慣らしていって再度聴力検査をして終了予定。
ということで、音響外傷になったら速やかに受診しましょう。
治療開始が早いほどいいそうなので、ライブ後違和感があったらすぐにでも。
わたしの場合、耳鳴りの後遺症も残らずいい予後を辿れそうです。
少しでも、音響外傷の予防や治療の励みになれば幸いです。