短歌の目 6月 こんなことまでする僕たちは
tankanome.hateblo.jp
今月も参加いたします。
よろしくお願いいたします!
1. クリーム
幸せはクリームの形スタバにて山盛りホイップのドリンク片手に
2. 溝
覗き込む希望の裏側その果てはマリアナ海溝よりも深いね
3. 万緑
万緑に振り向く声がたなびいてよろめくためには十分だった
4. 雨
暦通り街を覆った雨雨雨ふたりを隠して眠らせている
5. きみ
水たまり空を映してきみのこと笑わせるから勝てないな俺
テーマ詠 衣服
はつなつの風が膨らましているブラウス、スカート、淡い予感も
ワイシャツの模様を爪弾くようにしてあなたの背中に手を回す夜
折り目正しいスラックス穿く人のだらしないキス道を外れて
日傘持ちサマードレスを着た君を閉じ込めたいから秋を壊した
衣服には理性が宿るはずなのにこんなことまでする僕たちは
何ということはないのだけど朝着替える服をうまく選べないような
そんな噛み合わなさというかしっくりこなさの中にいる。だからどうということはないのだけど、あんまり気持ちのいいものではない。
梅雨入りしたけど、雨は降ることなく街は日ごとに夏の気配を増している。日傘の向こうはすっかり夏の日差しで、なんならアスファルトの上にはうっすら陽炎が見えるほどだ。日光に当たるとかゆくなる上頭痛もしてしまうわたしは深く日傘を差して歩く。
セブンイレブンにはジェネリック通りもんとジェネリック萩の月があるらしい。昔勤めていた会社では時々通りもんを食べることができ、別の会社では時々かすたどん(萩の月ではなく)を食べることができた。懐かしくなってセブンイレブンを何軒か回ったけれど、どちらもなかった。名古屋では販売されていないということを公式サイトで知った。とても悲しい。いずれ名古屋でも販売してくれることを願う。
公式といえば、Twitter公式が大幅にUIを変更していた。アイコンは丸くなり、それどころかあらゆるものが丸みを帯びてしまった。いくら尖ったTwをしたって勝手に丸みを帯びさせられてしまうのだ。なんということだろう。と書いて、そもそも尖ったTwなどしていないことに気がついた。どうせfavの☆が♡になったときのように慣れていくのだろう、と思ったけど未だに♡に慣れていなかった。
と、ここまで書いて電車は駅に到着した。