さらさら録

日々のさらさらの記録

「またね」と手を振って

ひさしぶりに会う友人と飲んだ。その友人とはTwitterで知り合い、何度か一緒にライブに行ったりしている。離れたところに住むためなかなか会えないが、こうして久々に会えてとてもうれしかった。
音楽の話なんかをしながら飲んで、ほどよく酔って笑った。遅い時間から会ったのもあるけど、あっという間に終電の時間になってしまった。改札でハイタッチして、「またねー」と言い合って笑って手を振って別れた。
わたしは決して友人が多いとは言えないけど、その質は高いと思っている。そして、久々に会っても変わらず話ができて、笑って「またね」と手を振り合って別れられるということは、とても代え難いものなんじゃないか。そんなことを、反対側ホームの電気が消えた終電に揺られながら思った。そして、その代え難いものを大切に手入れして持ち続けていきたいとも。
ありがとう、友人たち。

ハンドスピナーの話


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買ってしまった。


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 ハンズで見かけて実際回してみたものと同じ形の物を楽天でポチり。

届いてから10日あまり、毎日回している。右利きだけどなぜかこれは左手で持って、親指と中指で挟んで持ち、薬指で反時計回りか人差し指で時計回りに弾いて回すことが多い。

何が楽しいって聞かれると難しいけど、シャーッという回転音と指先にかかるジャイロ効果や振動が楽しい。実際に触ってみないとこの感触はわからないだろうし、人を選ぶものでもあるだろうなと思う。

個人的には、買ってよかったと思う。回しているとなんだか妙に落ち着くのだ。

短歌の目 5月 束ねるリボンに棘抜け落ちて

tankanome.hateblo.jp
今月もよろしくお願いします!

1.青葉
 
 目に青葉 君には光 白いシャツ 鰹のたたきを夕食とする

2.くつ

 ぽろぽたと可憐に鳴らす水琴窟そのやさしさでうたい続けて

3.カーネーション

 薔薇とカーネーションを間違える人が束ねるリボンに棘抜け落ちて

4.衣

 ブラウスを干したベランダ眩しくて飛鳥時代の衣を思う

5.夕なぎ

 夕なぎを繰り返す街終わらない営みの中眠りにつくひと

テーマ詠 運動会

 並べない列の向こうで揺れている赤白赤白まあるい頭

 頭上にも目前にも網絡められヒトからムシへと変えられていく

 ピストルの半音後から走り出す 鈍くさいぞと笑う青空

 はためいた万国旗からある国が消えたところで誰も気付かず

 ヒーローになり損ねた膝滲む血が赤組よりも目立ち輝く

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