短歌の目 第16回:2月 あれはわたしの背中の形
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ほそぼそと今月も提出します。
引用スターいただけるとうれしいです!
1. 洗
半回転のち半回転と洗濯機回るそばからシーツを汚す
2. 鬼
鬼のように怒ると怖いかあちゃんの鬼まんじゅう*1は優しく美味い
3. 入
群れに入れずはぐれた雲を見る あれはわたしの背中の形
4. チョコ
チョコミントアイスを好む君のこと解らないから見つめていたい
5. きさらぎ
きさらぎの春待ちすずめはころころと膨らみ並んでお団子のごと
テーマ詠 夢
制服の少女が昼間に見るものはパステルカラーのドリーミンドリーミン
叶わない夢だと知っているからこそ今夜は優しい眠りをあなたに
絶望的状況の中で見る夢はもっとひどくて、まだ生きられる
かぎ針編みって楽しい
人間、生きてれば何かしらあるもので、突然編み物ができるようになった。なかなかできなかった長編みを理解したら早かった。
手始めにシュシュを作り、小さなドイリーでピアスを作り、ベレー帽を編み、以前載せたキューポッシュ用のワンピと帽子とバッグを編み、友達の子用のヘアゴムを編み、といった次第である。
わたしの場合、母親が編み物できる人間であった。そのため、昔も今も母親に教わることが多々あるのだが、昔長編みができなかった頃はこっぴどく叱られたものである。それで編み物が苦手になったのだ。今はもう、持ち方のポジションがおかしくても、「まあ編めてるから」と言ってくれるようになった。
1本の針で1本の毛糸を掬い通していくことで編み上がっていくのはとても楽しい。気力に乏しく飽きやすい性格なので小物しか作っていないけど、それでも楽しい。根気はいるけど、編む作業を繰り返していると不思議と心が落ち着くのだ。羊毛フェルトを刺しているときのように。
素材さえ選べば春夏もいけるのが編み物。さて、次は何を作ろうかな。