さらさら録

日々のさらさらの記録

人の振り見て

 去年の夏からとある当事者の集まりに出入りするようになり、そこでたくさんの人と会うことになった。そこで会った人たちとツイッターを交換し、たびたび顔を合わせるようになったのだが、『人の振り見て我が振り直せ』という言葉の意味を噛みしめている。
 わたしは途轍もなく卑屈な人間で自分に自信を持てないのだけど、あまりに卑屈なのは見ている方を傷つけるんだな、と気がついた。それと同時に、卑屈で自己卑下してしまうのは、どこかに「そんなことないよ」と言ってほしい気持ちがあるのだな、ということにも。でも、それって卑怯だ。だから、あまり自己卑下しなくなった。相変わらず自信はまるっきり持てないけど、だからと言って自分をこき下ろすことはない。そうして自分を責めなくなったことは、わたしの気持ちをいくらか楽にした。
 また、不用意な発言で人を傷つけてしまうことにも気がついた。「冗談だろ」の言葉で済ませることができるのは、言った方ではなく言われた方だ。言われた方が冗談に聞こえなかったら、それは冗談として成り立たないのだ。わたしは自分が面白くないという自覚があるので冗談を言うことはあまりないけど、冗談とわからず傷ついたり不快になったことはある。冗談とは別に、言わなくてもいい一言で傷ついたりもする。でも、わたしも不用意な発言で怒らせたことはあるのだ。不用意な発言自体は取り消せないけど、もしわたしの発言で不快になったり傷ついたら、「その発言はよくない」と教えてほしい。教えてほしいし、教えてもらえるような人間でありたい。
 わたしはそこに出入りするようになって、通常の友人とは違う関わり方をする人間を持つようになって本当によかったと思っている。友人たちとは違うタイプの人たちを見ることができ、そこから学ぶことは多かった。それと同時に、友人たちの有り難さを痛感している。よくこんなめんどくさい人間につき合ってくれているな、と。だからこそ、友人たちに何かを返せるような人間になりたい、と人の振りを見て痛感する。受け入れてもらうことを当たり前としないで、きちんとその優しさを返していきたい。

2017年は歯ブラシを毎月換えます

かかりつけの歯科は予防歯科に力を入れている。なのでわたしも数ヶ月に一度は定期検診に行くし(予約の2週前にはハガキが届く親切さ)、受けた指導の通りに歯を磨く。フロスとワンタフトブラシも使う。おかげでほとんど歯石もつかなくなり、何より歯周ポケットの深さが4から2へと小さくなった。ブラッシングで歯茎が引き締まった証拠である。

それだけ歯磨きに関しては意識の高いわたしであるが、なぜか歯ブラシの交換を忘れてしまう。月に一度、少しでもボサボサになったら換えてくださいと指導されているのに。新しい歯ブラシを使うとブラシの歯への当たり方が全然違うのを実感として得ているのに。いくらしっかりケアしていても、道具が悪くては意味がないのに。

ということで、今年の目標は「歯ブラシを毎月交換すること」です。

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