さらさら録

日々のさらさらの記録

髪を切っただけのこと

タイトルの通りである。髪を切った。胸上だった髪は鎖骨下になり、だいたい10cmは切った。前髪もばっさりと切った。眉上のショートバングである。わたしの髪は天然パーマで柔らかく細い毛をしているので、伸びてくるとだんだん毛先に玉結びができてしまう。だけど、美容院に行く勇気がなかなか出なくてそのままになってしまっていたのだ。美容師さんとどういう会話をすればいいのかだとか、鏡の中の自分に向き合わなきゃいけないだとか、逃げ場がないだとか、そういったことで苦手に思ってしまうのだ。人に髪を洗ってもらうのと、切った後の爽快感はひとしおなんだけども。


そういうわけで、髪を切った後は軽い頭でデートしたくなるのだ。いろんなことを乗り越えて、物理的にも心理的にも軽くなった頭で。

ところが、髪を切ったにも関わらず、今抱えている懸念事項や心配事や気圧の関係で、不安感が頭を重くしてしまっている。せっかく軽くなったのに、と思う。今夜髪を洗う時に一緒に洗い流してくれないだろうか。

そして、ショートバングということで眉を整え直したら、どうも失敗したようだ。どうするんだこれ。描けばいいんだけど、でもどうするんだこれ。

なつやすみの宿題57577、提出します

夏休みの宿題は9割方7月に終わらせて残り1割をだらだら終わらせるタイプでしたが、これは「なつやすみ」。
novelcluster.hatenablog.jp



だるそうに寝ぼけ眼の子供らのラジオ体操カードが揺れて


ストローを所在なさ気にもてあそぶクリームソーダのグラスのきらきら


海原の貝殻拾って探しても想い出なんて見当たらなかった


花火くらい誘ってしまえばよかったと二次方程式腕組みしている


蝉たちも鳴きやむほどに暑い午後 ぼやけた味のスイカをかじる


どこまでも潜れるなんて言う君の深さまでもう潜れない海


サンダルに残ったままでざらついた砂を秋へは連れていけない



「な」つやすみなので7首です。

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